借入の際に担保で一番わかり易いのは預金でわかりにくいのは不動産だ

借入をする際に担保を求められることがあります。といってもほとんどの消費者金融などでは求められることはありません。サラ金にしても街金にしても、基本は保証人と担保が必要ないというのが特徴です。ですから、サラ金や街金などで担保を求められるようなことがあれば「おかしいな」と思ったほうがいいでしょう。それはおそらく闇金の可能性が強いでしょう。そして闇金は担保まで全て奪いとろうと考えているので注意が必要です。

担保が必要というのはたいていの場合消費者金融ではなく、銀行もしくは商工ローンなどの企業向けのローンが中心となります。しかし担保といっても実は色々と種類があるのです。その担保の種類によって借入できる額も違ってきます。そこでいくつかの担保をご紹介したいと思います。

まず一番よくあるのが不動産担保です。これは実は貸金業者の中でも行なっているところはあります。もちろん闇金ではなく銀行と同じように不動産担保を設定して、大口のお金を貸し出しするのです。銀行も同じですが、この不動産担保は非常に設定が難しいです。抵当にもいくつも種類がありますし、土地を簿価で換算するか時価で換算するかという違いもあります。また、上に建物などがあった場合に不動産鑑定士が鑑定してくれるとしても、非常にややこしい担保であるというのがお分かりいただけると思います。でも今もこの不動産、特に土地担保というのは銀行の借入で一番多いと言えます。

もう一つが預金や有価証券などの現金、もしくは現金に近いものを担保にすることです。おそらく一番多いのは定期預金の担保だと思います。この場合は借入額を換算するのが簡単で、定期預金に預けた額だけ借入をすることができます。社債なども同じように換算できます。そのためこれは借入をする側にとっても、貸出をする側にとっても非常に理解しやすい担保であるといえるでしょう。

他にも動産担保と呼ばれるものが幾つか存在するのですが、そういったものはやはり鑑定するのが難しいとされています。借入をするときに現金に余裕があるなら、現金担保が一番わかりやすく理解しやすいと思います。

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